明日を捜せ


データ

脚本は南川龍 上原正三
監督は野長瀬三摩地

ストーリー

トラックに追われる一人の男。
その男の名は安井といい、占いを生業にしている。
命からがら逃げだした安井はポインターの前に飛び出したところをキリヤマとフルハシに助けられた。
「〇3」と呟く安井。
「〇3て何のことだ」とキリヤマ。
「〇3倉庫爆発」と安井。
「〇3倉庫が爆発するというのか」。
驚くキリヤマ。
そこへ再びトラックが近づいてきた。
「殺される助けてくれ」と安井。
間一髪でトラックを交わすキリヤマたちだったが、トラックの中から放たれたナイフが安井の脚に命中する。
ポインターに乗りトラックを追跡するキリヤマたち。
漸く止まってるトラックに追いつくも、中はもぬけの殻であった。
メディカルセンターで治療を受けた安井は商売道具の水晶玉を取り出し、皆の前で占いを始める。
安井が水晶を覗き込むとそこには爆発する〇3倉庫と負傷するキリヤマの姿が映っていた。
それをキリヤマに告げる安井。
「出鱈目言うと承知せんぞ」とフルハシ。
「私やねこれを商売にして生きているんですからね」と安井。
そこへ〇3倉庫一帯に異常はないとの調査結果が届く。
「どうもインチキ臭いと思ったよ」とソガ。
しかしキリヤマは「私は安井君が見たものを信じる。いや、信じてみたい」と言う。
隊員たちに〇3倉庫一帯の徹底的な調査を命じるキリヤマ。
「〇3倉庫は地球防衛軍の動脈だ。敵に指一本触れさせちゃあならない」。
〇3倉庫は外見は普通の倉庫だがそれはカモフラージュで、地下には地球防衛軍の超兵器開発基地がある。
惑星間長距離ミサイルの開発などもここで行われている。
幸いなことに爆発物らしきものは発見されなかった。
それを聞いて気落ちする安井。
「命を狙われてるってのもどうも怪しくなってきたぜ」とアマギ。
「私や本当に狙われてるんですよ。宇宙人にですよ」と安井。
「今度は宇宙人か」と笑うソガ。
「爆発しないとまだ決まったわけじゃない」とキリヤマ。
すると水晶に冨士見が原に着陸する円盤の姿が映った。
信用しないアマギ。
しかし気になったキリヤマは冨士見が原一帯を調査させる。
だが円盤らしい影さえ見つからずすべてが徒労に終わった。
調査結果をマナベに報告するキリヤマたち。
「今度の二度にわたる捜索は、まったく君らしくないぞ。科学的裏付けがなされておらん」とマナベ。
「非常に気になったものですから」とキリヤマ。
人間の予知能力を信じるのはいいが、それにも限度があるとマナベ。
「皆さん。信じてください。私や本当に見たんですよ」と言う安井に家に帰るよう説得するキリヤマ。
「私や宇宙人に狙われてるんですよ。それでも帰れって」。
基地に残してくれるよう懇願する安井。
「倉庫は必ず爆発します。円盤は必ず来るんですよ」と安井。
「もうよせよ」とアマギ。
「今日がダメなら明日。そうだ明日を捜しゃあいいんですよ」と安井。
「君の命は私が責任を持って守る。だから安心して帰りたまえ」とキリヤマ。
キリヤマは安井にアパートから一歩たりとも外へ出ないよう注意する。
ポインターで家まで送ってもらう安井。
しかしそこには見張りの宇宙人が隠れていた。
一方キリヤマはマナベに1日だけ休暇を願い出る。
「あの男を信じたついでに、あの男が言っていた明日を捜してみます」とキリヤマ。
「頑固だな。相変わらず」。
キリヤマに護身用の銃を渡すマナベ。
その頃安井の前には再び例のトラックが姿を現していた。
しかし何もせずトラックは走り去る。
基地では一週間の宇宙パトロールからダンが帰還していた。
「明日を捜しに?」。
話を聞いて驚くダン。
ダンは隊長を捜しに行くといって基地を出る。
消えた安井を当て所もなく捜すキリヤマ。
それは安井のいう明日を捜すということでもあった。
一方安井はマンションに戻らず街中を逃げ回っていた。
女性の泣き声を聞いた安井はその方向へ近づいていく。
「どうしたんです?具合でも悪いんですか?」
声を掛ける安井。
しかし女性がこちらを向くとその顔は宇宙人の顔であった。
さらに近くのガソリンスタンドに逃げ込む安井。
しかしそこの店主の顔もまた宇宙人の顔であった。
逃げ惑う安井。
安井は走ってきたタクシーに乗り込むが、バックミラーに映ったその運転手の顔もまた宇宙人。
タクシーは本来のトラックの姿に戻って安井を連行していく。
夜の〇3倉庫まで来たキリヤマ。
そこに怪しい人影が。
銃を構えて待ち伏せするキリヤマ。
そこへ銃を構えたダンが飛び出してくる。
安堵する二人。
「どうしてこんなところへ」とキリヤマ。
「隊長と一緒に明日を捜したくなりましてね」とダン。
安井が何処にもいないと心配するキリヤマ。
「大丈夫ですよ。何処かに隠れてるんでしょう」とダン。
「私は古いタイプの人間かもしれないが、人間の予知能力、霊感といったものを無視できない質でな」とキリヤマ。
その時ダンは異常を察知する。
「人の気配がします」とダン。
すると空からミサイルが飛んできて倉庫に命中した。
爆発する〇3倉庫。
爆風で腕を負傷するキリヤマ。
メディカルセンターで怪我を治療するキリヤマの下へ謝りに来るフルハシとソガ。
「安井さんはやっぱり宇宙人に」とソガ。
「彼の予言どおりだとすると、私の判断が甘かった」とキリヤマ。
「窮鳥懐に入らば猟師も殺さず。それなのに私は懐に入った窮鳥をみすみす死のジャングルへ追いやってしまったんだ」と悔やむキリヤマ。
そこへアマギがダンに頼まれていた放射線スコープを持って部屋に入ってきた。
そのスコープから出る放射線で見えない敵でも見ることができるという。
「奴らの秘密基地をこれで突き止めてやりますよ」とダン。
フルハシを基地に残し、安井救出のために出動するキリヤマたち。
その頃安井はシャドー星人の円盤で、拷問を受けていた。
命乞いする安井に対して、ウルトラ警備隊の注意を反らすために出鱈目な予言をするよう命じるシャドー星人。
しかし安井はうっかり地球防衛軍基地を爆破するという星人の計画を予言してしまい、頭につけられた電極からさらに強力な電流を流されてしまう。
冨士見が原に到着したキリヤマたちは付近を調査。
ダンとアマギは放射線スコープで見えない星人を発見する。
スコープを覗いたアマギの指示でこっそり星人に近づくダン。
そして星人を後ろから羽交い絞めにして投げ飛ばす。
基地に潜入する2人。
出くわした星人を銃で倒すダンとアマギ。
円盤の方へ迫ってくる2人を待ち伏せする星人。
その時、安井は2人に円盤の方へ来ないよう大声で伝える。
さらに強い電流を掛けられる安井。
その時突然大きな揺れがあり、山が崩れ始めた。
円盤が基地から分離して飛び立ったのだ。
基地内部に土砂が流入し、2人は土砂と落石の下敷きになる。
崩れた山から飛び立つ円盤。
アマギが気絶しているのを確認するとダンはセブンに変身する。
セブンは攻撃してくる円盤を交わし円盤を叩き落とす。
「降伏する。これ以上乱暴はしないでくれ」。
円盤から星人の声が聞こえた。
頷くセブン。
しかしその直後円盤の近くで何かが爆発し、中から怪獣が出現した。
怪獣と格闘するセブン。
アイスラッガーで怪獣の首を切断するセブン。
怪獣はその場に崩れ落ちる。
「今度は本当に降伏する。安井を返すから許してくれ」と星人。
セブンは安井を救出するが、安井は奴らは降伏していないので油断するなとセブンに忠告する。
そこへ怪獣の切断された首が飛んできた。
叩き落とすセブン。
安井を安全な場所へ下ろしたところに再び怪獣の首が飛んできて背後から噛みついた。
「そいつの歯には毒があるぞ」と叫ぶ安井。
意識もうろうとするセブン。
首は円盤から操作されているという安井のアドバイスで円盤を破壊するセブン。
すると首はセブンの背中から離れ、溶け落ちてしまった。
星人の基地に潜入したキリヤマたちはダンとアマギを救出。
メディカルセンターで手当てを受けるダン。
安井はフルハシの運勢を占っていたが、もう何も見えない。
「ダメです。超能力がなくなっちまったんです」。
「超能力がなくなっちまった」。
急に叫び出す安井。
「超能力がなくなっちまった!もう逃げずに済むんだ俺は」。
歓喜する安井。
それを微笑ましく見る隊員たち。

解説(建前)

まず安井の予知能力についてそもそも人間にそんなことが可能か否か問題となるが、超能力が当たり前のウルトラの世界ではそういう人間がいてもおかしくはないので、可能であると前提しておく。
ただ、その能力については謎な部分も多い。
以下一つ一つ検証しよう。

まず安井の予知に水晶が必要か否かについては、なくても予知はできるが、より具体的なことは水晶がなければ予知できないと解釈するのが妥当であろう。
言わば水晶は安井の超能力増幅装置と考えられる。
シャドー星人に囚われた安井はシャドー星人の作戦やガブラの毒など水晶なしで予知して見せた。
まあ、これは予知と言うより相手の作戦を透視するテレパシー的なものに近い気もするが、水晶なしでも超能力が使えることに違いはないであろう。

次に安井は特定の人物の未来を予知できるか否かだが、これはできないと思われる。
何故なら、それが可能なら安井は自身の運命もわかったはずだからである。
今回安井が予知できたのは、〇3倉庫の爆発とキリヤマの怪我。
円盤の飛来についてはシャドー星人に命を狙われた後だから、予知ではなく事後的に透視した可能性が高い。
かように安井の超能力は個人の運命よりも個々の事件について、よりパフォーマンスを発揮する。
おそらくこれまでもいつどこで起きるかよくわからない事件について、透視してきたのであろう。
ただ、今回の〇3倉庫のように身近なものでなかったため役に立たなかった。
個人の運勢を占う場合はさらに漠然とした映像しか浮かばないため、通常の占い師とそれほど差はなかったのではないかと考えられる。

それでは、今回の一番の謎。
なぜシャドー星人は安井が自分たちの計画を予知して邪魔してくると思ったか。
そもそも安井を狙わなければウルトラ警備隊に自分たちの計画を知られることなく、基地を爆破できた可能性が高い。
〇3倉庫の爆破についてもロケット弾を使うのなら、安井が警備隊に知らせて調査されたところで計画に影響はない。
結果だけ見るとシャドー星人が自爆したようにも見える。
これについては合理的な理由を見出し難いが、やはり次のように考えるしかないであろう。
シャドー星人のスパイは恐らく街中に侵入していた。
ガソリンスタンドの店員なども実はかなり前から入れ替わっていたのではないか。
安井は〇3倉庫の爆発について半信半疑で人に話してしまった。
最初は軽い与太話のつもりだったのであろう。
しかし、その話を偶然街中にいたシャドー星人のスパイが聞いてしまった。
その結果命を狙われ、安井はそれが事実であると気づいたのである。

最後になぜ安井は超能力を失ったかであるが、これはやはり死の恐怖を味わったためと解釈するのが妥当である。
脳波に電流を流されたからとも考えられるが、ガブラの毒を透視するなどその直後に超能力を使っていたので、やはり物理的な理由より心理的な理由で失ったのであろう。
そして心理的な理由である以上、実際は能力そのものはなくなってはいない。
要は能力を発揮しようとすると恐怖がそのストッパーとなりブレーキを掛けてしまうのである。
したがって、また再び予知ができるようになる可能性もあるが、これを機に占いを廃業するならその可能性も低いのではなかろうか。

感想(本音)

正直よくわからない話。
子供の頃見た記憶もガブラの首が飛んできてセブンに噛みついたところくらいで、内容はほとんど印象に残っていない。
今見てもやっぱりよくわからないので、子供がそういう印象を持つのも致し方ないであろう。
本話のテーマはズバリ「明日を捜せ」。
タイトルの通りであるが、それだけではよくわからないだろうので補足すると、人間の未来というものは占いなんかで決められるものではない。
人間自ら捜しだすものなのであるということになろう。
え?そんな話だったかって?
まあかなり強引なこじつけなのだが、安井が超能力を失ったラストに辛うじてそのテーマを読み取ることは可能であろう。

と言いつつ、劇中の登場人物が如何なる意味で「明日を捜せ」と言ったのかはよくわからない。
安井のセリフからは、単に明日もう一度探せば爆弾は見つかると言ってるようにも見える(笑)。
キリヤマにしてもむしろ安井の予知を信じているので、単にその答え合わせに行ってるだけにも見える。
とすると、明日というものは誰か(この場合は安井)によって提示されたものであり、その提示されたものを捜すのが「明日を捜す」ということであろうか。
これについては後述する。

安井を演じた木田三千雄氏については他に出演作の記憶はないが、恐らく無意識に見てるであろうくらい脇役で活躍されていた方。
大村千吉氏と若干ごっちゃになるが、大げさながらコミカルな演技は印象に残った。
偶然、敵の秘密を知ってしまい命を狙われるというのは、サスペンスでもよくあるパターン。
サスペンスの場合、偶然犯人を目撃ということになるだろうが、占いで工場爆破を予知というのがSFらしいところだ。
ただ、なぜそれがシャドー星人にわかったかについては明確な説明はなされなかった。
強引に解釈してみたが、補足すると安井の予知というのは当たったりはずれたりだったのではないか。
予知というのは100%当たらなければ単なる山勘と変わらない。
安井がその能力をせいぜい占いにしか使えなかったのは、確実性に問題があったからであろう。

今回はキリヤマ中心の話。
この時期各隊員にスポットを当てた話を作っていたようだが、隊長のキリヤマが予知というある意味非科学的なものを信じるというギャップは面白い。
ただキリヤマは安井の予知だけを信じてここまで徹底した調査をしたのではなかろう。
というのは、実際に安井はトラックに狙われ、あまつさえナイフで怪我までしている。
安井の命が誰かに狙われているのは確かなのである。

隊員たちはせいぜい安井がインチキ占いでもして悪い連中に狙われている程度に見ていたのかもしれない。
しかし安井の言うことが事実である可能性があり、その場合は地球防衛の任を負うキリヤマとしては看過できない。
同じことは「帰ってきたウルトラマン」第3話の「恐怖の怪獣魔境」でも描かれていた。
加藤隊長は実際に人が多数死んでおり、しかもそれが怪獣による可能性があるため一人で危険を冒して調査に行った。
ここに隊長としての責任感を見て取ることは容易であろう。

もちろんダンも同じ考えであろう。
ましてや彼は超能力を有するウルトラ一族の一人である(後付けではあるが、ウルトラの母が白鳥船長の死を予知したこともあるし)。
予知が実現する可能性を考えて調査に行くのは当然であろう。
ただ、安井を信じなかった隊員たちも責めるわけにはいかない。
マナベも釘を刺していたように、いくら占い師でも予知を信じて調査をしていてはきりがないからである。
したがって、マナベが言うことも地球防衛を預かる立場としては正しい。
本来ならそこで終わってもいいのだが、キリヤマは休暇まで取って調査に出かける。
そして、そのキリヤマを信じて銃を渡すマナベ。
本来なら休暇中の武器の携帯は違法と思われるが、この休暇が実際は調査であることをマナベは黙認した。
この辺りの人間関係は、まさにウルトラセブン的大人の世界で痺れるところである(市川森一とかが好きそうな)。

ドラマ面についてはそれくらいにしておいて、本話の敵のシャドー星人について触れると、正直何を考えているのかよくわからなかった。
安井をあそこまで執拗に狙う必要があるのか。
安井が予知したところで、誰もそんなもの信用しないだろうに。
おまけに予知してもロケット弾が飛んできては防ぎようはない。
この辺りは話の都合上仕方ないのだろうが、ウルトラシリーズのお約束でもあるので突っ込むのは野暮であろう。
実際地球侵略を企んでその実現性を含めた計画をちゃんと持ってたのってゴース星人くらいだし。
シャドー星人はセブンに嘘をついてガブラを出現させたり、ガブラの首を飛ばしたり、やることが如何にも小物じみてる。
しかも律儀に安井まで帰している。
街中で安井に顔を見せる場面とか完全に怪談仕立てだし、意外と悪い奴じゃないのかもしれない(笑)。

ガブラについては実は結構デザインがキモイ。
イモムシがモチーフなのでキモくなるのも当然かもしれないが、正面から見た顔とか結構凄いものがある。
同じイモムシモチーフでもバキシムのカッコ良さとはえらい違いだ。
この辺は成田氏のセンスか。
しかし首を切断された際の切断面もなかなか生々しい。
しかもあの顔が飛んでくるのだから、子供の頃は結構怖かった記憶がある。
しかしセブンに毒って効くのだろうか?
安井がガブラの毒を予知していたけど、それって予知なの?
おまけに星人が円盤から操ってるという誰でもわかりそうなことまでセブンに指示しているし。
この辺りはかなりご都合主義を感じる。

アマギが持ってきた放射線で見えない敵を見るスコープは正直唐突な感じがした。
シャドー星人が見えないっていつわかったのだろうか?
恐らく冨士見が原の調査が空振りに終わったので、敵の姿が見えないということになったのだろうが、レーダー類にも掛からなかったのだろうか?
そもそも簡単に地球に入られてる時点で警備がザルとしか言いようがないが、これもプロジェクトブルーがとん挫したのが大きいのであろう(笑)。
キリヤマの「窮鳥懐に入らば猟師も殺さず」というセリフ。
初めて聞くことわざだが、こういうのがスラっと出てくるところがさすが戦中派(笑)。
結局あっさり爆破される〇3倉庫。
もうちょっと装甲厚くしとけよと。
因みに〇3はソフビメーカーのマルサンから来てるという話もあるが、真偽はわかりません。

本話の脚本は監督でもある南川龍こと野長瀬三摩地と上原正三の共同脚本。
上原氏がどれくらい関わったかはわからないが、基本的な筋やプロットを野長瀬氏が、実際の脚本は上原氏が書いたのであろう。
野長瀬氏自身が占い師で、その経験を基に作ったストーリーとのことだが、上記したように最終的に占いを否定するかのような結論は謎。
監督が脚本家の意図と違った映像にするというのはよくある話だが、本話は監督自身が脚本を書いてるので、その可能性はない。
私の読解力不足であろうか。
ただ、本話で重要なのは、結局予知した未来は変えられなかったという点。
人間の運命は決まってるが、それを占いで知るのはやはり邪道。
運命=明日というのは自分で捜し出すものなのだ。
占い師でもある野長瀬氏が本話に込めたのは、あまり占いに頼っていると何もできない人間になってしまうぞ。
あるいはそういうことだったのかもしれない。

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